● ままこ淵 前のページへ戻る   HOMEへ戻る

 大野の明治橋の三差路から睦平の方へ500m程入ると大きなカーブがあり、この下に深い淵がある。「ままこ淵」である。
 昔、この付近に気の強い意地悪いおばあさんがいて、その家の嫁を、いつもいつもいじめていた。嫁は子供のためにじっとがまんしていたが、余りにひどい仕打に耐えかね、とうとう子供を連れて家を出た。
 家を出た母と子は、深い淵のほとりを通りかかった。そして、青々とした淵に誘い込まれるように、母子もろとも身を投げて死んでしまった。
 近所の人たちは、この母子を哀れみ、近くへお地蔵様を立てて親子の霊をねんごろに葬ってやった。その後この淵を「ままこ淵」と呼ぶようになった。

鳳来町誌民族資料編(南設楽郡鳳来町発行)より引用


ままこ淵

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